こんにちは。NPO法人ソシオの杜です。
今回からソシオエステティック(ソシオエステ)をより身近に感じていただけるよう、全国のソシオエステティシャンの日々の活動をお知らせしていきたいと思います。
記念すべき第1回目の事例の概要は以下のとおりです。
- 《場 所》 がんサロン
- 《頻 度》 月1回
- 《対象者》 参加者
- 《内 容》 ソシオエステ全般
事例① がん患者サロン会でのソシオエステティック
がんと診断された時、ショックで頭の中が真っ白になり、担当医が色々説明してくれても何がわからないのかさえもわからなくなり、不安と恐怖で押し潰されそうになると聞きます。
病院では、医師・看護師、そしてソーシャルワーカーの方々がチームを組んで患者を支えてくれています。
最近では、患者同士が集まり、がん体験を共有し、情報交換や心の交流で悩みの解決につなげていくサロン会が病院内にもつくられるようになって来ました。
交流することで、がんで悩んでいるのは自分一人ではないことに気づき、気持ちが楽に。他の患者さんの経験談を聞くことで、悩みを解決するヒントを得たり、問題との付き合い方を学んだり出来ます。
また自分の体験が他の患者さんやご家族を支援する力になることを知り、心のプラスになることもあります。
私は今、大阪にあるK病院のがん患者サロン会にソシオエステティックのボランティアとして参加しています。
患者さん同士の交流を中心に、それと同時にリラックスしていただく為、ハンドやフットのトリートメント、お肌のお手入れ方法、眉等のメイク方法の案内をしています。
アロマ、ネイル、カラー診断、ウイッグ試着のボランティアの方々もおられます。
抗がん治療で頭髪、眉やまつ毛の脱毛、爪の変色や変化、放射線治療による皮膚の乾燥や黒ずみ、手足の痺れ、手術による浮腫等々、それぞれの方に様々な悩みがあります。
初めてサロン会に来られた患者さんは、大変不安な表情ですが、次第に話しをされていくうちに表情が緩やかになり、帰る頃には笑顔さえ見えることがあります。
月に1回のサロン会ですが、参加回数を重ねていくごとに明るい表情をみせてくれます。
数か月から1年の治療を終えご自分の生活に戻られる方、その後ボランティアとして参加してくれる方、残念ながら再発をされる方もおられます。
大勢の方々の思いと願いが詰まったサロン会です。
1日も早くがんの不安や恐怖が無くなる日が来ることを祈ってやみません。
この事例は、当NPO代表である江頭と同じく、「CODES JAPON認定ソシオエステティシャン」 1期生の仲間からご提供いただきました。
ソシオエステティシャンが、医療やその他の関係者とチームを組んで、利用者の悩みや不安の軽減に取り組んでいることを知っていただけたのではないかと思います。
とくに、抗がん治療中で爪やお肌に問題が生じている方にはアピアランスケア(見た目のケア)を行い、下を向いていたお顔を上げ、前向きな姿勢や気持ちを取り戻すお手伝いをさせていただいています。

アピアランスケアについてはこちらの記事もごらんください
次回は別の事例をご紹介させていただきます。
NPO法人ソシオの杜について
NPO法人ソシオの杜では、一緒に活動を行っていただける仲間を募集しています。
併せて、賛助会員としてNPO活動をご支援いただける会員様も募集しています。
少しでもご興味をお持ちいただきましたら、下記までお問合せいただきますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
- NPO法人ソシオの杜 理事長 江頭 裕美(えとう ゆみ)
- TEL:FAX 0952-31-1780
- E-mail socionomori@gmail.com
- HP(ソシオの杜) https://socio-m.jp/
- HP(珠ちゃんサロン) https://tamasalon.jp/
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