皆さんこんばんは。
NPO法人ソシオの杜です。
今回もソシオエステティシャンの活動事例についてお伝えいたします。
概要は以下のとおりです。
《場 所》 ご自宅
《頻 度》 1回
《対象者》 がん終末期患者
《目 的》 マッサージ(浮腫への対応)、家族へのケアトレーニング
《内 容》 ①首から肩の擦り
②浮腫んでいる腕と足の擦り
③顔の手入れ
事例④ あぁ~きもちいいなぁ~極楽極楽
70代男性患者さんは、がん終末期で在宅医療を受けながら自宅で最期を過ごされていた。
在宅診療所から依頼を受け、患者さんの病状やがんの転移箇所の情報共有した後訪問しました。今回のご依頼目的は家族へのケアトレーニングです。
これまで家族でお父さんの浮腫んでる手足や、苦しい肩や首をマッサージしていたが限界を感じ、がん終末期患者さんへ安楽目的で行うリラクセーションケアのトレーニングを行うことが目的でした。
家には娘さん2人・息子さん2人・孫娘さん1人が待っておられ、みんな揃ってトレーニング開始です。
お父さんのベットは部屋の中央にあり、ベットをみんなで囲みながら楽しい会話と笑顔で穏やかに行います。
皮膚や血管の状態から触れ方や手で包むこと等を家族に伝える中で、家族皆さんにもモデルになってもらい実際に体験していただきながらトレーニングを行うことで感覚を身につけ触れ方も上手になっていきます。
次第にお父さんが笑いながら本音を言い出しました。「今まで(家族にマッサージ)やってもらってありがたかったげど、痛がった。痛いと言えなかった・・・」と。
続けて「あぁ~気持ちいいなぁ~極楽極楽」と大きな声で優しい笑顔で言われた時、お父さんの心地良いと感じる触れ方を身につけられた家族みんなに安堵の笑顔が見られました。
最期の患者さんを看病している家族は、残された時間の中で「もっと何かしてあげたい」「家族に何ができるだろうか」と考えている方が多くおります。
ソシオエステティックはその手立ての一つとしてお役にたてると感じております。
また、ソシオエステティシャンとして患者さんだけではなく家族やキーパソン・ケアギバーへのケアやサポートも大切だと考えています。
これからもソシオエステティックを通して、多くの患者さんや家族と最善の関わりを持ちたいと考えております。
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今回の事例は、「CODES JAPON認定ソシオエステティシャン」 1期生の仲間からご提供いただきました。
ご本人へ施術を行うだけでなく、ご家族へケアトレーニングを行うことで、ご家族の「もっと何かしてあげたい」という気持ちを少しでも叶えることができたのではないかと思います。
お父様とご家族の心温まるエピソードを皆様と共有できればと思いご紹介いたしました。
NPO法人ソシオの杜について
NPO法人ソシオの杜では、一緒に活動を行っていただける仲間を募集しています。
ソシオエステティックを学びたい方、NPO運営にご興味のある方、どちらも大歓迎です!
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